オンリーワンの魅力で注目を集める流山本町の個性派店舗を堪能!

流山白みりんの魅力

「管理栄養士のビストロ EIZEN」の外観

今回は、その唯一無二の魅力を求めて遠方からも多くのお客様が訪れる個性的なお店を訪問しました。昨今ますます高まりをみせる健康志向にマッチしたヘルシーな食事を提供するお店や、ユニークでキュートな品揃えで全国にファンを持つお店を紹介します。

美味しい減塩を実現した奇跡の一皿に大満足

ヘルシーで満腹になれる幸せ「管理栄養士のビストロ EIZEN」

流鉄流山線流山駅から徒歩5分、緑色の壁面とまるで外国に行ったような雰囲気を醸し出す外観が印象的なお店が見えてきます。ヘルシーで美味しい食事を楽しめるビストロとして、2014年にオープンしました。メインコンセプトは‟減塩だけどしっかり味がある”こと。

病院の管理栄養士として働いていた高野さん、日々の勤務の中で多く寄せられていたのが患者様の「病院食は味気なくて美味しくない。食べたくない」「美味しい減塩食を食べたい」という声。患者様にとって食事は治療の一環ですが、塩分制限された食事では、どうしても食が進まない。そんな状況に心を痛めていた高野さんは、同じ思いを抱いていた上司とともに一念発起して、減塩かつ美味しい料理を提供しようと「管理栄養士のビストロ EIZEN」を立ち上げたのです。

全部付き♪スイーツセット。豚肩ロース・ハニー粒マスタードソース(左)、キノコのポタージュ(右上)、押麦ごはん(右下)

筆者がいただいたのは、全部付き♪スイーツセット。メインディッシュは、一番人気の豚肩ロース・ハニー粒マスタードソースを選びました。このボリュームで、塩分は1食2g以内。化学調味料なども使っていません。みずみずしい豚肉に特製のハニー粒マスタードソースがしっかりとからんで、食べ応え抜群。健康のためにこだわったポイントのひとつ、多めに盛られた野菜も新鮮で大満足。心遣いはメインディッシュだけではありません。キノコのポタージュも減塩&低糖質。優しい味わいに心も体も温まります。ごはんは食物繊維が豊富な押麦を提供。押麦は糖分や脂分の吸収を抑える効果があるといわれています。筆者も豚肉と押麦とのマッチングがとても良いと感じました。

美味しさと減塩・低糖質・低脂質を両立させるには苦労が多かったそうです。脂質に関しては油で揚げない、皮を使わない、などの対処ができますが、一番の問題は塩分の処理。塩分を減らしつつ、味を感じさせるのはとても難しく、最初はどうしても薄味になってしまったそう。そうした中、調理技術を駆使し、試行錯誤と工夫を重ねて、今の味にたどりつきました。3年の歳月がかかったそうです。

セットのデザート・流山みりんの濃厚ショコラプディング

そして流山ならでは!といえるデザート・流山みりんの濃厚ショコラプディング。カカオ75%のチョコレートを使っていますが、苦みはそれほど感じず、優しい甘さが印象的です。作る際に、原料のチョコレートに含まれている砂糖以外は一切砂糖を加えず、流山のみりんだけを使っています。

真空パックの持ち帰り用冷凍品

美味しく食べられて、かつ体のメンテナンスができる、とお客様からの反応は好評。「塩分を抑えられて、美味しいのだから最高」と、声をかけられることも多いそう。自宅でも楽しみたいという方には、真空パックした料理を冷凍した持ち帰り用の商品があり、こちらも好評だそうです。

「塩分制限が必要な方だけでなく、健康な方も同じテーブルで料理を楽しむことができる。そんな場を提供したかった」という高野さん。今では噂を聞きつけ、遠方から食べにくるお客様も少なくないそうです。流山本町を散策して、お腹がすいたらヘルシーで美味しい食事をいただく、そんな流山本町の過ごし方はいかがでしょうか。

 

オリジナル雑貨&焼き立てパンに気分はほっこり

暖かな雰囲気に癒される店「あかり館@雑貨konocono」

「あかり館@雑貨konocono」の外観

流鉄流山線流山駅から歩いて5分、店内の暖かな灯りに吸い寄せられるように訪れたのが「あかり館@雑貨konocono」。古民家を改装したそのお店は、数々の照明器具や、かわいい雑貨のほか、焼き立てパンを楽しむことができる癒しのスポットです。

もともと乾物屋を営んでいた古民家を改装して照明器具専門の販売店として営業していましたが、8年前に現店長の工藤さんが店舗を引き継いでリニューアル。それまでの照明器具に加えて、個性的な雑貨を販売するほか、焼きたてパンを提供するようになりました。

パンの焼き上がりを知らせる看板(左)、店頭に並ぶパン(右)

こぼれ梅とくるみ・レーズンのカンパーニュ

まず出迎えてくれるのが、ずらりと並んだ焼き立てのパン。国産小麦と自家製の酵母を使った体に優しいパンは地元のお客様にも大人気。筆者が訪れた日も多くの人々が思い思いに自分の推しパンを選んでいました。人気を集めているのは、ミルクフランス、あんパン、ベーコンエピなど。店長のおすすめは、流山特産のみりんを使った、こぼれ梅とくるみ・レーズンのカンパーニュ。しっかりとしたパンの食感に、こぼれ梅のほどよい甘みがマッチして、飽きのこない美味しさです。焼き立てはもちろん美味しいのですが、時間がたっても美味しく味わえるということで、2度楽しめると、多くのファンがついているそう。レストランなどお店でも提供されているそうです。流山特産のみりんを使用したパンは、照り焼きチキンサンドなど他にもあるのでお店の人に尋ねてみてくださいね。

2階のカフェスペース

パンはテイクアウトだけでなく、2階のカフェスペースでも楽しむことができます。畳敷きに個性的な照明が設えられた和の空間は、柔らかな灯りの下でゆっくりとくつろぐことができます。ここはレンタルスペースにもなっていて、地元の方々の趣味の集まりなどに利用されているそうです。

1階の店内の様子。照明器具、がま口や動物のバッグなどが並ぶ

1階の店内には、和風な照明器具と様々な雑貨が並んでいます。どれもかわいくてユニーク!雑貨は地元流山や近隣地域の手づくり作家さんの作品だそう。ポップなデザインのがま口や、動物をモチーフにしたバッグ、編みぐるみなど、ここでしか買えないというレアなものばかり。「ゆっくりと時が流れる流山に合う商品をそろえています」という工藤さん。ゆるかわいいテイストの雑貨を思わず手に取ってしまい、ほっこりしてしまいました。

工藤さんに今後の抱負を聞いてみると「流山のみりんもこぼれ梅もすごく美味しいので、もっとパンやお菓子に使っていきたいですね。新しいメニューを開発して、多くのお客様に来ていただきたい」とのこと。流山に漂うゆるりとした雰囲気を感じることができるお店で、癒しの時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

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