流鉄流山線「流山駅」から徒歩5分程、米穀店・流山食糧の倉庫だった古舎を改装したカフェ
2024年1月20日から3月10日にかけて実施した第1回流山白みりん検定。多くの方に受検いただきありがとうございました。今回は、流山でみりんに親しんだメニューを提供している飲食店の方に、流山白みりん検定を受検した際の感想やエピソードをお伺いしました。
糀マイスターの資格をもつ店主が生み出す、みりんメニュー
「古舎カフェ 灯環」秋元由美子(あきもとゆみこ)さん
2023年1月に移転オープンした手仕事と天然素材がコンセプトの「古舎カフェ 灯環(とわ)」。米穀店・流山食糧の倉庫だった古舎を改装した店内では、地元の食材や糀を使ったランチ、流山のみりんスイーツなどが楽しめます。料理やスイーツは糀マイスターの資格をもつ秋元さんの手作りです。
また、秋元さんは器にもこだわりがあり、お店で使用する器は笠間焼、益子焼を愛用されているとのこと。それらの器はお店で購入可能です。
幼いころから流山に住み、地元を愛する気持ちがとても強い秋元さん。今回、秋元さんに流山白みりん検定について語って頂きました!
流山で育ったので、みりんが常に身近にあった
「季節野菜と糀のごはんプレート」と「自家製シロップのソーダ割りみりんレモネード」
「流山と言えば、みりん。この場所でお店をさせていただくからには、流山のみりんを使ったメニューを通じてお客様に流山のことを知っていただききたいといつも思っているんです」と笑顔で語る秋元さん。
人気のメニューは「季節野菜と糀のごはんプレート」。自家製の糀調味料を使ったスープやみりんドレッシングのサラダは味に奥深さがあり、多くのお客様に愛されています。また、ドリンクやスイーツにも流山のみりんが使われているとのこと。
秋元さんがみりんメニューの提供をはじめたのは2012年。それからみりんの奥深さをもっと突き詰めたいと思い、2017年に糀マイスターの資格を取得しました。
資格を取得した際、自身が所属する一般社団法人日本糀文化協会とのタイアップで流山のみりん講座を開催しました。
流山白みりん検定には、流山のみりんの全てが詰まっている
笑顔で語ってくださった秋元さん
流山でみりん講座を開催するにあたって、みりんの特徴だけでなく、みりんの歴史や文化も伝えたいと考えた秋元さんは、流山市の文献や資料をもとに知識を深めました。
みりん講座は多くの方にご参加いただき、好評だったとのこと。
第1回流山白みりん検定が開催された時、秋元さんは自身の積み重ねた知識がどの程度なのかを知りたいと受検してくださいました。検定のために特別な勉強はせず挑戦をしたところ、なんと一発合格。それでも歴史の問題は難しく感じられたとのことです。
「初めてみりんの勉強をする方は、まず公式テキストを読んでから受検されるのがいいかと思います。私はこれまで流山市の文献や資料をもとにみりんの勉強をしていたので、この公式テキストがもっと早くあればよかったです(笑)」と秋元さん。
さまざまな文献や資料で知識を深めていたからこそ、公式テキスト1冊で流山のみりんについて知ることができるのはとても便利だ、と語ってくださいました。
これからも、料理を通してお客様に流山のことを伝えていきたい
店内では秋元さん手作りのみりんスイーツの購入も可能
流山白みりん検定を受検して、自分の知識の深掘りができたと言う秋元さん。ここ数年で、「流山=みりん」と認識しているお客様も増えて、来店された際に「流山のみりんはどこで買えますか?」という問い合わせが増えているそうです。
「私はメニューを通して、みりんのこと、発酵のことをお客様に伝えています。お店を営業することで、流山にみりん文化が根付いていることを日々感じることができます」と秋元さん。
これからのご活躍も楽しみです!ありがとうございました。