流山本町に白みりんを思う存分楽しめる ミュージアムが誕生!オープン前に潜入しました!

流山白みりんの魅力

白みりんミュージアムの外観

今回はもうすぐオープンを迎える「白みりんミュージアム」を訪問。館内には、白みりんの魅力を楽しみながら学べる展示がいっぱい。さらに白みりんを使った料理を味わうことができるイベントなども開催予定。期待の流山本町ニュースポットについて、いち早くお伝えします。

白みりんの魅力や歴史を楽しみながら実感できる体験と学びの場

「白みりんミュージアム」

流鉄流山線流山駅から10分、平和台駅から5分ほど歩くと、白みりんの歴史・文化を発信する体験型施設「白みりんミュージアム」が姿を現します。
造り酒屋をイメージして建てられた白みりんミュージアム。流山本町に黒漆喰を使った建物が多かったことに由来するミュージアムの黒壁、アプローチに並ぶ切り絵行灯、エントランスから見える大桶などが、白みりんの歴史の世界にいざないます。
流山発祥の白みりんをテーマにした体験型ミュージアム「白みりんミュージアム」が、2025年3月29日にいよいよオープンします。

ミュージアムの外に設置された切り絵行灯

館内の雰囲気

入館すると感じる何ともいえない温もり。それもそのはず、館内は多くの木を用いて造られており、みりんの醸造工程で使用された木の仕込み桶なども設置されています。照明も落ち着いた明るさに調整されており、酒蔵に入ったかのような雰囲気です。黒い壁と木の質感が互いを引き立てあい、何ともいえない落ち着きを醸し出しています。

白みりんの歴史に関する展示

白みりんミュージアム 川浦館長

入り口ゲートを入ると、白みりんの歴史を説明した年表がお出迎え。筆者が年表を読んでいると、白みりんミュージアムの川浦館長が白みりんの生まれた歴史や、流山という土地の地理的属性をわかりやすく説明してくれました。そのおかげで流山だからこそ白みりんが生まれたという背景が納得できました。

実はこちらのミュージアムの特徴の一つに、白みりんの魅力をより深く知ってもらうために、館内をガイドが案内し詳しい説明をしてくれることがあります。ガイドは流山の方々で、専門的な研修を受けたのちに務めるのだそうです。地域の方々だけに、白みりんへの思いもひとしお。白みりんについての理解がより深まりそうですね。

昔の白みりんの醸造工程を再現したミニチュア

続いて小さな模型が並んでいる一角を発見。これは昔の白みりんの醸造工程をミニチュアで再現したもの。これなら子供から大人まで幅広く興味を持って見ることができそう。低い位置に展示をすることで、子供の目線でも楽しめる配慮はうれしい限りです。

みりん容器の重さを体験できる展示(左)、白みりんの特徴をクイズ形式で学べる展示(右)

さらに進んでいくと、みりん容器の変遷を体感できる展示を発見。台の上の取っ手を引き上げて、当時の白みりんが入っていた樽の重さを体感することができます。
重さ体験の後は、クイズ形式でみりんの特徴を学べるコーナー。テーブルの上に置かれた瓶状のパネルに問題が書かれていて、パネルを持ち上げると答えが出てきます。楽しくみりんについて学べそうですね。

大きなみりんの仕込み桶

糖化・熟成するもろみをかきまぜる工程を体験

そして、ひときわ存在感たっぷりに鎮座しているのが大きな仕込み桶。桶上部には一本の棒のようなものが飛び出ています。これは糖化・熟成するもろみをかきまぜる工程をデジタル技術で再現し、体験できる展示なんです。現在は機械化されていますが、当時はこの攪拌棒を使ってかきまぜていたとのこと。
筆者も体験してみましたが、本当にかきまぜているかのような重量感がしっかりと伝わってきて、当時のみりんの醸造工程を体で感じることができました。

他にも、プロジェクションマッピングを駆使して現代のみりん工場の内部を映像で見るバーチャル工場見学や、調味料の香りを比べる展示、流山出身の役者が出演する「白みりん始めて物語」を上映するシアターなど、インタラクティブに五感でみりんを体感できる展示がそろっています。
さらに、館内にはさまざまな機器が揃うキッチンスタジオ「かもしアエール」を完備。ここでは白みりんを使った料理教室など、様々なイベントが予定されているそうです。

そして、3月15日、16日にはオープン記念プレイベントを開催することが決定。当日は「白みりんレシピコンテスト」の決勝大会や、流山本町周辺のお店が出店する「白みりんマルシェ」などみどころ満載です。みなさん、足を運んでみてはいかがでしょうか?

【流山市白みりんミュージアムプレオープンイベント 開催概要】

日付:3月15日(土)、16日(日)
場所:流山市白みりんミュージアム
千葉県流山市流山3-358-1
時間:13:00~19:00
アクセス:流鉄流山線 平和台駅から徒歩5分

ミュージアムショップで販売されるみりんなど

忘れてはいけないのがミュージアムショップ。ミュージアムでしか手に入らない、特別仕様の「流山白味醂」や、流山本町の店舗のイチオシ商品が並びます。そして、白みりんソフトクリームや白みりんシロップ付きコーヒーなど白みりんを使ったフードメニューも提供されます。
今回だけでは白みりんミュージアムの楽しさをお伝えしきれない、ということで、次回も白みりんミュージアムを特集。キッチンスタジオの詳細レポートや、川浦館長の白みりんミュージアムにかける想いなどを紹介します。

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