流山本町で訪れたい!白みりんメニューがあるお店Part2

流山白みりんの魅力

白みりんグルメの味の奥深さを体験

以前のブログで「白みりんを使ったメニューがあるお店」をご紹介しました。今回はその続編です。流山本町には他にも白みりんを使ったメニューが楽しめるお店があります。風情あるまちを楽しみながら、白みりんグルメの奥深さを体験してみてはいかがですか?

糀マイスターの資格をもつ店主だからこそ出せる

“白みりんの旨みと奥行き”

古舎カフェ 灯環

流鉄流山線流山駅から徒歩5分程の場所にある「古舎カフェ 灯環(とわ)」。米屋・流山食糧の倉庫だった古舎を改装したカフェ。地元の食材や糀を使ったランチ、流山の白みりんのスイーツ、季節のケーキなど、糀マイスターの店主・秋元さんが毎日手作りしています。器にもこだわりがあり、店主が長年愛好している笠間、益子の器は店内でメニューを提供する際に使用されています。器の購入も可能です。

手仕事と天然素材がコンセプトの店内。手作りスイーツや糀文化協会のオリジナル商品などが並ぶ

今回いただいたのはランチメニューの「季節野菜と糀のごはんプレート」。もちもちの黒米、季節野菜や自家製糀調味料を使ったデリとスープ、白みりんドレッシングのサラダ、と体が喜ぶメニューです。

メインのデリ、ミニデリ、サラダ、スープ、黒米ごはんのワンプレート※数量限定

この日のメニューは「大根と鶏の照り煮」「かぶと白菜の塩昆布あえ」「みりん塩こうじドレッシングのサラダ」「みりん×塩糀×味噌仕立てのミネストローネ」。ドリンクは「自家製シロップのソーダ割りみりんレモネード(別途プラス料金)」。

照り煮、サラダ、ミネストローネ、ドリンクに白みりんが入っていましたが、白みりんの味が他の食材や調味料と調和していることにまず驚きました。調和していながらも、味に奥深さがあり、ご飯がどんどんすすみます。

「みなさん同じように言われるんです。あれ?白みりんはどこに入っているの?と。まさにみなさんの言われる通り、白みりんは激しく主張はしません。白みりんは色々な食材や調味料にするりと入り込んでくれて、料理に旨みと奥行きをだしてくれるんですよ。入れるのと入れないのでは全然違います」と笑顔で語る秋元さん。

「ほっこりみりんdeスィートポテト」と「りんごとチーズのみりんバターケーキ」などの白みりんを使ったスイーツも人気です。砂糖を白みりんに置き換えて作っています。

白みりんを主役にしたり、脇役にしたり、色々な使い方を研究している秋元さん。流山の白みりんだからこそ、出せる味とのこと。これからも新しいメニューに期待が高まりますね。

流山の白みりんは違う!を体感できる

老舗・酒屋の白みりん新スイーツ

かごや商店

「古舎カフェ 灯環」から徒歩20分程、流山本町のまち並みを楽しみながら歩きます。到着したのは「かごや商店」。以前のブログでも登場した「かごや商店」は1941(昭和16)年創業。かご作りの職人から事業がスタートしたとのことです。1954(昭和29)年に酒類販売業免許を取得して、今の業態となりました。

昔ながらの古式造りにこだわり自然ろ過で造り上げた上品な甘みが特徴の「流山本みりん」はここでしか買えず、大人気で長い時は2か月待ちだそうです。

かごや商店の「流山本みりん」は原料に国産のもち米と米こうじのみを使っています。どんな味か、試飲をさせていただきましたが、甘酒に近いような濃い味で、米の風味がかなり強く残っています。これは、自然ろ過によって長い時間をかけて造り上げられたものだからこその味わいで、機械ろ過とは違った風味だそうです。

写真右上/こぼれ梅、流山本みりんゼリー2種。写真左下/流山本みりん

今回特に紹介したいのは、この「流山本みりん」を使ったゼリー。6~7年前にかごや商店オリジナルの梅酒を使ったゼリーを作りたいと思いついた店主の金子さん。試作を重ね、美味しいゼリーができたものの、梅酒は仕込みの時期などを考えると、季節に左右される。そこで通年安定して販売ができるゼリーは作れないかと考えた末、たどり着いたのが白みりんゼリーだそうです。「流山本みりんゼリー」と「流山本みりんゼリー(こぼれ梅入り)」の2種類があります。

弾力があるゼリーをひと口食べると、白みりんの甘みが口の中に広がります。とても自然な甘みで、するすると食べられます。こぼれ梅入りは米の風味を感じる少し違った味です。食べ比べてみるのも楽しいかも。

※アルコール分を含んでいますので、お酒の弱い方やお子さまの食用にはご注意ください

毎日食べても飽きない焼き菓子をお土産に!

材料にこだわる

焼き菓子屋 fossette+

流山本町での散策の最後に立ち寄った「焼き菓子屋 fossette+(フォセットプリュス)」。流鉄流山線平和台駅近くの築50年以上の美容院をリノベーションしたレトロ感とお洒落感が漂う趣のあるカフェ併設の焼き菓子店です。2023年に移転オープンしたばかりの店内にはアンティーク調の家具が設置され、とても居心地の良い空間です。

「ほぼ国産の材料を使用し、出来るだけシンプルなレシピで、素材の味を感じられる優しい甘さの、毎日食べても飽きない焼き菓子を作ることを日々心がけています」と語る、店主の中山さん。吟味された素材から出る優しい甘みだからこそ、毎日食べたくなるんですね。

また、白みりんを使った焼き菓子も充実しています。現在(2023年12月時点)販売している焼き菓子の中では、パウンドケーキ、バナナブレッド、マドレーヌ、フィナンシェ等の、柔らかい焼き菓子に白みりんを使用しているとのことです。

ひと口食べれば自然と笑顔がこぼれるお菓子が揃う

「焼けば白みりんの風味はとんでしまうので、白みりんを使用していることは説明をしないとわからないと思うのですが、白みりんを入れることで、生地のしっとり感や甘さを感じていただけるように焼き上げています。」と中山さん。

白みりんの焼き菓子は流鉄とコラボしたギフトボックスと併せて、流山のお土産としてご購入くださるお客様がとても多いそうです。

白みりんを使用した焼き菓子の中で一番人気があるのは「みりんパウンドケーキ」。一度に沢山仕込めないので、1日に販売できる数に限りがありますが、白みりんを使っているからこそのしっとりとしたケーキは、一食の価値あり!

なお、白みりんの焼き菓子は、テイクアウトのみの販売となっています。

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